KAWASAKI カワサキ/サービスマニュアル(基本版) KSR-2
KSR80を雪上レーサーマシン化 その2
スノータイヤを履かせ、余計なも物を取り外したKSRはこのままでも走れそうですが、そうでもありません。まだまだ作業が残っておりますので、みーさん、エビちゃんと3人で行いました。
クラッチの繋がりが遠いという、違和感というか不具合の修理
2ストエンジンは、4ストエンジンに比べて、トルクも細く、駆動輪に対するパワーの伝わり方もピーキーで、エンブレが薄いということで、雪上でのシビアな走行時には特にハンデを負ってしまいます。
KSRでレース歴のあるノースステーション社長さんに伺ってみると、原因はクラッチレリーズレバーが怪しいとの事でした。
クラッチの繋がりが遠いという、違和感というか不具合の修理
2ストエンジンは、4ストエンジンに比べて、トルクも細く、駆動輪に対するパワーの伝わり方もピーキーで、エンブレが薄いということで、雪上でのシビアな走行時には特にハンデを負ってしまいます。
そして、このマシンの持病であるクラッチの違和感は雪上だけで考えると重症です。クラッチのつながりが遠いので、普通にクラッチとスロットルのスタート操作を行うと必然的にエンジン回転数が高い状態でつながる事になります。すると雪の上ではツルッと空転するか、滑って横を向いてしまうかという状態で、コレは要修理です。
KSRでレース歴のあるノースステーション社長さんに伺ってみると、原因はクラッチレリーズレバーが怪しいとの事でした。
走ると滑っていないからクラッチの減りは無さそう?クラッチスプリングのヘタリならショックが大きい?スタートだけならクラッチレリーズレバーが有力?いずれにしても開けないと何もわかりません。
開けてから部品を手配して作業するというのも億劫ですし、土日しか作業できないのでまた翌週に作業持ち越しということでは時間も掛かるので、スプリングとガスケットは、一番初めにノースさんに注文しておきました。スプリングはあえて純正にしました。
オイルと冷却水を抜き、ウォーターポンプカバーや、クラッチカバーを外しました。
一枚物のカバーですし、不等長のボルトも多いので闇雲に外すのはおすすめできませんが、作業自体は極めて簡単です、カバーもプラハンで叩いてやるとすんなり外れました。クラッチスプリング取り外し、レリーズレバーを目視で確認しました。
エンジンに入っていたスプリングと新品のスプリングの長さを比べた所、差は約5mmありました。
スプリング自体の硬さも指ではっきりわかる程の差がありました。クラッチレリーズレバー自体も問題はなかったです。
クラッチのセンターナットも緩んではいませんでしたので、スプリングを交換して終了作業にしました。
ということで、3(キャブレターアイシング対策)に続きます~
結果は明らかに改善しましたが、今までワイヤーでごまかしていた部分が大きいのでその辺の調整が必要なので、チョット違和感が残っています。それにクラッチ板も減っているんですね。
ということで、3(キャブレターアイシング対策)に続きます~
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